普及版 字通 「ハン・ひく」の読み・字形・画数・意味
7画
[字訓] ひく
[字形] 形声
声符は反(はん)。〔広雅、釈言〕に「(ひ)くなり」とあり、援の意。字はまた攀援(はんえん)に作り、よじのぼることをいう。反はその攀援の象。厂(かん)()に手をかけて攀援し、身が反り返り、もどることをいう字。はその繁文とみてよい字である。
[訓義]
1. ひく、ひきよせる。
2. よじる、よじのぼる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヒク・ソムク
[語系]
・反piuan、攀pheanは声近く、みな攀援することを本義とする一系の語である。
[熟語]
援▶・価▶・残▶・親▶・躋▶・折▶・▶・談▶・纏▶・▶・累▶・連▶・聨▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報