はん晶(読み)ハンショウ

化学辞典 第2版 「はん晶」の解説

はん晶
ハンショウ
phenocryst

一般に,火山岩ははん点状に存在するやや大型の結晶と,それをとりまく基地部分からなっている.この結晶の部分ははん晶とよばれ,基地の部分は石基といわれる.はん晶は,マグマが地表噴出以前に地下深所で徐々に晶出したものである.したがって,はん晶鉱物を詳しく調べれば,マグマだまりなかで徐々に行われた結晶作用をたどることが可能である.はん晶は地下晶出期の生成物,石基は噴出晶出期の生成物で,前者後者より先に晶出したと考えられている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む