ハーバード草案(読み)ハーバードそうあん(その他表記)Harvard drafts

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハーバード草案」の意味・わかりやすい解説

ハーバード草案
ハーバードそうあん
Harvard drafts

1930年前後に国際連盟が国際法法典の編纂作業を行なったとき,アメリカのハーバード大学ロースクールが中心になって委員会を結成し,国籍,自国領域内で外国人の身体財産がこうむった損害に対する国家責任および領海について報告した草案をいう。委員会は,国際法典編纂会議後も検討を続け,外交特権免除,条約法などの草案を公表した。これらの草案は,第2次世界大戦後の国際法の法典化作業に役立っている。なお 61年国連国際法委員会の事務局長の依頼によって,ハーバード大学の L.B.ソーンと R.R.バクスターの2教授の作成した国家責任法に関する草案も,この分野でハーバード草案と呼ばれている。

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