日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイコフ」の意味・わかりやすい解説 バイコフばいこふНиколай Аполлонович Байков/Nikolay Apollonovich Baykov(1872―1958) ロシアの小説家、画家。キエフ(現、キーウ)に生まれる。士官学校に学び、1917年の十月革命には白軍として赤軍と戦う。のち以前から自然調査に携わっていた満州(中国東北部)に亡命、満州の原始林を題材にユニークな動物小説を書き始めた。代表作『偉大なる王(ワン)』(1936)は日本でも早くから訳され、高く評価されている。ほかに『満州の密林』(1930)などがある。[内田莉莎子]『上脇進訳『私たちの友だち』(岩波少年文庫)』[参照項目] | 偉大なる王 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例