バイパス比(読み)バイパスひ(英語表記)bypass ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイパス比」の意味・わかりやすい解説

バイパス比
バイパスひ
bypass ratio

航空機用ターボジェット・エンジン一種であるターボファン・エンジンにおいて,ファンだけを流れ,主エンジン内を流れない空気 (バイパス空気) と,主エンジン内を流れる空気との流量比のこと。 1960年頃のバイパス比は 0.5~1.3程度であったが,現在は4~6に増加している。バイパス比が大きいほど,亜音速でのエンジンの推進効率がよく,低速時の燃料消費率が低くなり,またエンジンの排気騒音も低くなる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android