普及版 字通 「バイ・マイ・あらう」の読み・字形・画数・意味
16画
[字訓] あらう
[説文解字]
[字形] 象形
頭を垂れて顔を洗う形。顔を洗うことを(び)といい、はその象形の字。〔書、顧命〕は、成王の没するとき、康王の継体の儀礼のことをしるすもので、王が臨終にのぞんで「王乃ち(たう)(洗髪)して(かほあら)ふに水もてす」とあり、〔説文〕十一上に「は面を洒(あら)ふなり」のの古文として録している。(ばい)はの省文である。また九上には「昧なり」としているが、これは「を(あら)ふなり」の誤りであるらしく、それならば・(かい)・は同字となる。〔段注〕に「昧」を「眛」にして「を眛(み)る」意であるとするが、用例もなく、その声義をえがたい。
[訓義]
1. あらう、かおあらう。
2. ・と同じ。・は象形の字、は形声の字。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報