バジリカータ州(読み)バジリカータ(その他表記)Basilicata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バジリカータ州」の意味・わかりやすい解説

バジリカータ〔州〕
バジリカータ
Basilicata

イタリア南部,ルカノアペニン山脈と麓の丘陵地帯を占める州。州都ポテンツァ。南東はタラント湾にのぞみ,南西の一部はチレニア海に面する。古くはルカニアと呼ばれ,ビザンチンによる支配,ノルマン人の占領などを経たのち,13世紀にナポリ王国に属し,1860年にサルジニア王国に併合された。海岸を除き開発の遅れた農業地域で,穀物ブドウ,オリーブの栽培と牧畜のほか,最近はタバコ,野菜,花卉の栽培と酪農が発達してきた。食品加工のほかみるべき工業はないが,天然ガス田がマテラの近くで発見された。面積 9992km2。人口 59万 1897 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む