バナジン銅鉱(読み)バナジンどうこう

最新 地学事典 「バナジン銅鉱」の解説

バナジンどうこう
バナジン銅鉱

volborthite

化学組成Cu3(V2O7)(OH)2・2H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a1.0610nm, b0.5860, c0.7205, β94.86°, 単位格子中2分子含む。微細な鱗片状,針状,繊維状,三角ないし六角の断面をもつ柱状結晶の放射状,塊状,土状集合。鮮黄~オリーブ緑~灰緑~褐色,半透明,真珠~土状光沢。劈開{001}に完全。硬度3.5, 比重3.42。薄片では淡緑~黄緑色,屈折率α1.793, β1.801, γ1.816, 2V(-)大。有機物に富む堆積岩中に産し,日本では岐阜県各務原市鵜沼の泥岩中の瀝青(solid bitumen)にロスコー雲母などに伴う。名称は発見者ロシアの古生物学者A.v.Volborth(1800~76)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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