岩石学辞典 「バハアイト」の解説 バハアイト 北米西海岸のバハカリフォルニア付近の完新世の高Mg安山岩~玄武岩質安山岩[Rogers, et al. : 1985].高Mg安山岩の一種で,橄欖(かんらん)石,オージャイト,斜長石の斑晶を含むことが多く,Srに富み重希土類元素やYに乏しいなどの点で無人岩(boninite)や讃岐岩(sanukite)とは異なる.Mg, Cr, Niに富むこと以外の化学的特徴はアダカイト(adakite)と同じであるが,Srに富みK, Rbに乏しい傾向があり,ピーコックはアダカイトから除外して定義した[Peacock, et al. : 1994, 地学団体研究会 : 1996]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報