ボニナイト(その他表記)boninite

デジタル大辞泉 「ボニナイト」の意味・読み・例文・類語

ボニナイト(boninite)

斜長石を含まないガラス質の安山岩。隕石に含まれる単斜エンスタタイト(単斜頑火輝石)を含む特殊な岩石。小笠原諸島の父島・聟島に大規模な露頭が存在する。海洋プレートが沈み込んで弧状列島が形成された時期にできたものと考えられる。無人岩。

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最新 地学事典 「ボニナイト」の解説

ボニナイト

boninite

Mgに富む直方輝石(En80~90)とかんらん石(Fo85~92)の斑晶,および比較的Feに富むオージャイト微晶を有し,長石を欠くガラス質安山岩。ときにクリノエンスタタイトあるいはオージャイトの斑晶をもつ。1888年菊地安が小笠原諸島(Bonin Islands)父島の火山岩の特異性に気づき,89年詳細な記載を行ったが,命名は91年J.Petersenによる。小笠原の古名(無人嶋)にちなみ無人岩とも呼んだ。菊地論文には高マグネシア安山岩組成の分析値が示されたが,1975年までボニナイトが高マグネシア安山岩であるとの認識はなかった。ボニナイトは,背弧海盆を伴う西太平洋の島弧およびいくつかのオフィオライトに産し,島弧形成の最早期にかなり普遍的につくられるようである。国際地質科学連合(IUGS)の分類では, SiO2>53%,MgO>8%,TiO2<0.5%。参考文献:白木敬一ほか(1977) 地学雑誌,86巻

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