世界の観光地名がわかる事典 「バヒヤ宮殿」の解説 バヒヤきゅうでん【バヒヤ宮殿】 モロッコ第2の都市マラケシュにある宮殿。19世紀末、アラウィー朝の大宰相でムーレイ・ハッサンの片腕だったバ・アフメドの邸宅として、1894~1901年にスペイン・アンダルシア出身の建築家とフェズの職人によって建設された。そのため建物はアンダルシア調で、ムーア式の庭園にはオレンジやジャスミン、ゼラニウムの木が植えられている。国王のハッサン2世が時々宿泊することもあり、彩り鮮やかなタイルや細密画の装飾はスペインのアルハンブラ宮殿に負けない壮麗さといわれる。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報