バビネの補正板(読み)バビネのほせいばん(その他表記)Babinet's compensator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バビネの補正板」の意味・わかりやすい解説

バビネの補正板
バビネのほせいばん
Babinet's compensator

水晶複屈折を利用して,透過した光の2つの偏光成分の位相差を測定するための光学素子。1度以下の等しい頂角をもつ楔形のAと B2個の水晶板 (ただし光軸が互いに直角になるようにつくられている) を互いに逆向きに重ね合せ,全体として平行平面板になるようにし,光をその平行平面板に対して垂直に入射させる。光がAを通るときとBを通るときでは常光線と異常光線とが入替るが,そのときAをBに対してその位置をずらせば平行平面板の厚さが変るとともにAとBとの厚さの比も変化する。したがって直交ニコルと組合せて初めの入射光線の偏光成分の位相差を知ることができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む