現代外国人名録2016 「バフマンゴバディ」の解説
バフマン ゴバディ
Bahman Ghobadi
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家
- 国籍
- イラン
- 生年月日
- 1968年2月1日
- 出生地
- クルディスターン州バネー
- 受賞
- カンヌ国際映画祭新人監督賞・国際映画批評家連盟賞(第53回)〔2000年〕「酔っぱらった馬の時間」,サンセバスチャン国際映画祭グランプリ〔2004年〕「亀も空を飛ぶ」,ベルリン国際映画祭平和映画賞「亀も空を飛ぶ」,カンヌ国際映画祭ある視点部門特別賞〔2009年〕「ペルシャ猫を誰も知らない」
- 経歴
- クルド人。1988年から短編映画の製作を始め、’93年からイラン放送学校で映画製作を学ぶ。’99年アッバス・キアロスタミ監督「風が吹くまま」の助監督などを経て、2000年クルド人の過酷な生活を描いたクルド語の映画「酔っぱらった馬の時間」で長編監督デビューし(脚本・製作も)、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)と国際映画批評家連盟賞を受賞。他の作品に「わが故郷の歌」(2002年)、「亀も空を飛ぶ」(2004年)、「半月/ハーフムーン」(2006年)、「ペルシャ猫を誰も知らない」(2009年)がある。サミラ・マフマルバフ監督の「ブラックボード 背負う人」では俳優として主演。2002年来日。2009年テヘランのアングラ音楽シーンを無許可で撮影した映画がきっかけとなり亡命。パリ、ベルリン、ニューヨークを転々とした末、トルコで「サイの季節」(2015年)を撮影し、公開。帰国すれば身柄を拘束される状況にある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報