バレンシアのラ-ロンハ-デ-ラ-セダ(読み)バレンシアのラロンハデラセダ

世界遺産詳解 の解説

バレンシアのラロンハデラセダ【バレンシアのラ-ロンハ-デ-ラ-セダ】

1996年に登録された世界遺産(文化遺産)。バレンシアはスペイン東部の地中海に面した港町で、バレンシア州の州都バレンシア県の県都であり、スペイン第3の大都市(人口約80万人)。同市街の中央部、ロス・サントス・フアネス教会やバレンシア中央市場に面したラ・ロンハ・デ・ラ・セダという歴史的な建造物が世界遺産として登録されている。ラ・ロンハ・デ・ラ・セダは「絹の商品取引所」という意味のスペイン語。「ロンハ」と通称されている。1482年から1533年にかけて建設されたゴシック建築で、フランボワイヤン様式の傑作とされている。バレンシアは15~16世紀、絹の取引を中心とした地中海貿易で栄えた商業都市で、このロンハは、その経済の中心となってきた。◇英名はLa Lonja de la Seda de Valencia

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android