バーチャル・ユニバーシティ

大学事典 の解説

バーチャル・ユニバーシティ

バーチャルは,実物ではないが,それと同じような効果があるという意味で,コンピュータが,物理的には存在しないものを,あるがごときに現出させた状態をバーチャル・リアリティ(仮想現実)という。バーチャル・ユニバーシティは,その仮想現実に依拠した大学である。といっても,完全に実物の大学全体をバーチャル化したものは存在せず,インターネットを活用したeラーニング主体とする大学,あるいは既存の大学が一部で提供するオンラインプログラムを称している。バーチャル・ユニバーシティはそうした大学を指す普通名詞であるが,アフリカン・バーチャル・ユニバーシティのように自大学の名称に用いている場合もある。本来は実物と同じ効果があるというだけの意味であるから,遠隔大学全般に用いることが可能であり,1960年代に設立され,世界で初めて放送の活用で成功を収めたイギリスオープン・ユニバーシティ(イギリス)を,世界最初のバーチャル・ユニバーシティということもある。
著者: 舘 昭

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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