現代外国人名録2016 「バートバカラック」の解説
バート バカラック
Burt Bacharach
- 職業・肩書
- 作曲家,編曲家,ピアニスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1928年5月12日
- 出生地
- ミズーリ州カンザスシティ
- 本名
- Bacharach,Burt Freeman
- 専門
- ポピュラー音楽
- 学歴
- マッギル大学(カナダ),マンズ音楽院,サンタ・バーバラ音楽アカデミー
- 受賞
- グラミー賞(作曲賞,第12回)〔1969年〕「明日に向って撃て!」の主題歌「雨にぬれても」,アカデミー賞作曲賞・主題歌賞(第42回)〔1969年〕「明日に向って撃て!」の主題歌「雨にぬれても」,ゴールデン・グローブ賞映画作曲賞(第27回,1969年度)「明日に向って撃て!」の主題歌「雨にぬれても」,アカデミー賞主題歌賞(第54回)〔1981年〕「ミスター・アーサー」の主題歌「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」,ゴールデン・グローブ賞映画主題歌賞(第39回,1981年度)「ミスター・アーサー」の主題歌「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」,グラミー賞(ポップコラボレーション賞,第41回)〔1998年〕,ガーシュウィン賞〔2012年〕
- 経歴
- 1950年から2年間の兵役を経て、歌手ビック・ダモンのピアニストとしてクラブ回り。’57年作詞家ハル・デービッドとコンビを組み作曲活動を開始、’58〜61年編曲家、指揮者として歌手マレーネ・ディートリッヒのバックを務める。その後、アフリカ系女性歌手ディオンヌ・ワーウィック、カーペンターズらに曲を書くとともに映画音楽、ミュージカルの作曲など幅広く手がけ、現代アメリカを代表するポップス作曲家となる。’80年代はクリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(’81年,映画「ミスター・アーサー」主題歌)を生み、’90年代以降はエルビス・コステロなど若い世代と交流。’98年コステロとともにグラミー賞ポップコラボレーション賞を受賞。2012年デービッドとともにガーシュウィン賞を受賞。作表作にディオンヌ・ワーウィックの「ウォーク・オン・バイ」「サン・ホセへの道」(1968年)、「恋よさようなら」(’69年)、カーペンターズの「遥かなる影」(’70年)、マーティ・ロビンスの「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」(’57年)、「ドント・メイク・ミー・オーバー」(’62年)、映画主題歌「何かいいことないか子猫チャン」(’65年)、「明日に向って撃て!」の「雨にぬれても」(’69年)、「007/カジノ・ロワイヤル」の「カジノロワイヤル」(’67年)、ミュージカル「プロミセス・プロミセス」(’68年)など。’97年来日公演。2008年フルオーケストラとともに80歳メモリアルコンサートのため来日。ビッグバンド編成によるポップスを主体とした楽曲が多く、その親しみ易く洒落た楽曲の数々は“バカラック・サウンド”と呼ばれる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報