デジタル大辞泉 「サンホセ」の意味・読み・例文・類語
サン‐ホセ
《San Jose》マリアナ諸島、サイパン島南西岸の町。太平洋戦争中の1944年6月、米軍が上陸し日本軍との戦闘が始まった地で、上陸記念碑が残る。
《San Jose》マリアナ諸島、テニアン島南西岸の町。同島の中心地で、島民の大半が居住する。スペイン統治時代の17世紀末に建造されたサンホセ教会の鐘楼や、同諸島最大級のタガ遺跡のほか、1944年のテニアン島の戦いにおける戦没者の慰霊碑がある。
中央アメリカ、コスタリカの首都。サン・ホセ県(人口134万5750。2000)の県都。同国中央部、標高1150メートルの高原上に位置する。人口30万9672(2000)。年平均気温は22.6℃で気候は温暖である。1737年に建設され、1823年にそれまでのカルタゴから遷都され首都となった。1960年代初めには、東方にあるイラス火山の爆発で大きな被害を受けた。コスタリカの政治、経済、文化の中心地で、コーヒーや肉牛の集散地でもある。工業は食品加工業が中心だが、外資系企業の誘致によって化学工業なども発展している。同国の二大主要港である太平洋岸のプンタレナス、大西洋岸のリモンと鉄道で結ばれていたが1991年の地震被害により鉄道は運休している。パン・アメリカン・ハイウェーが縦貫する。郊外にあるエル・ココ国際空港は中央アメリカ5か国でぬきんでた乗降客を数え、中央アメリカの交通の結節点となっている。1843年創設されたコスタリカ大学やパリのオペラ座に似せてつくられた国立劇場がある。
[栗原尚子]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
コスタリカの中央高原に位置する同国の首都。人口33万4780(2003)。1736年に建設され,幾何学的な設計にもとづく近代的な都市で,1823年には近くのカルタゴ市より首都が移された。19世紀には同国のコーヒー生産の中心地で,現在では工業・商業活動を集中している。コスタリカ大学(1940設立)がある。
執筆者:山崎 カヲル
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…アメリカ合衆国カリフォルニア州,サンフランシスコ湾岸南部の都市。サン・ノゼ,サン・ホセとも呼ぶ。人口81万7000(1994),大都市域人口153万(1992)。…
※「サンホセ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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