バーミヤン遺跡

共同通信ニュース用語解説 「バーミヤン遺跡」の解説

バーミヤン遺跡

アフガニスタン中部の山岳地帯にある世界遺産の仏教遺跡群。7世紀に訪れた中国の僧、玄奘三蔵げんじょう・さんぞう旅行記大唐西域記」にも記述がある。6世紀ごろの建立とされる世界最大級の東大仏(高さ約38メートル)と西大仏(同55メートル)は、イスラム主義組織タリバンが旧政権時代の2001年に爆破した。周辺には約千の石窟が並ぶ。遺跡群は03年の世界遺産登録と同時に、存続が危ぶまれる「危機遺産」に指定された。(カブール共同)

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精選版 日本国語大辞典 「バーミヤン遺跡」の意味・読み・例文・類語

バーミャン‐いせき‥ヰセキ【バーミャン遺跡】

  1. ( バーミャンはBamiyan ) アフガニスタン中部のバーミャンにある仏教遺跡。一キロメートル以上にわたり、六~七世紀に作られたと推定される、七〇〇をこす石窟がある。二〇〇一年にタリバン政権によって高さ五五メートルの西大仏をはじめとして多くの遺跡が破壊されたが、〇三年に世界遺産に登録された。

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