現代外国人名録2016 「パウルクルッツェン」の解説
パウル クルッツェン
Paul Josef Crutzen
- 職業・肩書
- 化学者 マックス・プランク化学研究所名誉教授,ユトレヒト大学名誉教授
- 国籍
- オランダ
- 生年月日
- 1933年12月3日
- 出生地
- アムステルダム
- 専門
- 大気化学
- 学歴
- ストックホルム大学卒
- 学位
- 博士号(ストックホルム大学)〔1968年〕
- 資格
- 米国芸術科学アカデミー外国名誉会員〔1986年〕, 欧州アカデミー創立会員〔1988年〕, オタンダ王立科学アカデミー会員〔1990年〕, スウェーデン王立科学アカデミー会員〔1991年〕, 米国科学アカデミー外国準会員〔1994年〕, ロシア科学アカデミー外国会員〔1999年〕
- 受賞
- ノーベル化学賞〔1995年〕,タイラー環境賞〔1989年〕,ボルボ環境賞〔1991年〕,ドイツ環境賞〔1994年〕
- 経歴
- 1959年家族とともにストックホルムに移住。ストックホルム大学などを経て、’74年より米国ボルダーにある全米大気研究センター(NCAR)研究員となり、’77年上級研究員。’80年〜2000年ドイツ・マインツにあるマックス・プランク化学研究所大気化学部門長。1997年〜2000年ユトレヒト大学教授、のち名誉教授。この間、1965年に成層圏、中間圏、熱圏下部における酸素同素体分布の多くのモデルを開発。’70年には窒素酸化物によるオゾン破壊を解明。これらの業績により、’95年F.S.ローランド、M.モリナとともにノーベル化学賞受賞。’99年地球圏・生物圏国際協同研究計画(IGBP)会議出席のため来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報