パキスタン独立決議(読み)パキスタンどくりつけつぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パキスタン独立決議」の意味・わかりやすい解説

パキスタン独立決議
パキスタンどくりつけつぎ

ラホール決議ともいう。 1940年3月ラホールで開催されたインド・ムスリム連盟第 27回大会において採択されたもの。英領インドの北西部と東部のイスラム教徒多数地域を具体的な独立対象地とし,予定されるパキスタンの諸構成単位はそれぞれが主権自治権,つまり自決権をもつこと,パキスタンは複数国家たるべきことが規定されていた。なお,最後の点についてはのちに単一国家であること,と修正された。 47年,パキスタンは独立したが,イスラム自決権を先行させた結果,ラホール決議の内政への適用実施棚上げにされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む