パクナム事件(読み)パクナムじけん(その他表記)Paknam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パクナム事件」の意味・わかりやすい解説

パクナム事件
パクナムじけん
Paknam

1893年,チャオプラヤー (メナム) 川下流のパクナム付近で起ったタイとフランスとの衝突事件。両国はメコン川流域の国境をめぐって多年紛争を続けていたが,同年7月 13日,フランスの軍艦2隻はタイの首都バンコクに迫り,タイにメコン左岸の土地割譲をはじめ,多くの譲歩を余儀なくさせた。この事件はイギリスを刺激し,英仏両国の間にタイを「緩衝国家」とみなす協定を成立させる端緒をつくった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む