パックマンディフェンス

デジタル大辞泉 「パックマンディフェンス」の意味・読み・例文・類語

パックマン‐ディフェンス

敵対的買収への対抗策の一つ買収を仕掛けられた企業が、逆に買収を仕掛けること。逆買収。
[補説]「パックマン」は1980年代に流行したコンピューターゲームモンスターに追われるキャラクターが、クッキーを食べると立場が逆転し、モンスターを攻撃することから。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

M&A用語集 「パックマンディフェンス」の解説

パックマンディフェンス

敵対的な買収を仕掛けてきた相手に対してこちらからも逆買収をかけ、真っ向から勝敗を決めにかかるという対応策。茶の間をにぎわせることにはなるが、ワイドショー以上の価値はない。株の買い占め合戦ほか資金調達合戦を繰り広げたり、まさに消耗戦泥仕合になりかねない。当時アメリカでも流行ったパックマンゲームという日本発のTVゲームになぞらえた敵対的買収の対抗策。

出典 M&A OnlineM&A用語集について 情報

知恵蔵 「パックマンディフェンス」の解説

パックマン・ディフェンス

被買収企業が買収企業に対しTOBを仕掛ける逆公開買い付けで、逆公開買い付けが進めば買収側企業が取得した対象会社の株式議決権を失うことになり、支配を免れることができる。ただし、この防衛方法は買収側ばかりでなく被買収企業もTOBのために資産売却や借り入れによって資金を賄う必要性が生じ、高いリスクを伴う。

(高橋宏幸 中央大学教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む