精選版 日本国語大辞典「泥仕合」の解説
どろ‐じあい ‥じあひ【泥仕合】
〘名〙
① 泥にまみれて争うこと。また、その争い。
※滑稽本・和合人(1823‐44)三「組んづほぐれつ泥仕合(ドロジアイ)」
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)四「伊勢参宮のまはり仕掛、大津街道の泥仕合は」
③ 本来の争点を忘れて、互いに相手の個人的な弱味などをあばきたてて言いあらそうこと。またその争い。
※遺産は国家へ(1927)〈槇哲〉「議会は血で血を洗ふ泥試合に没頭するか然らざれば姑息な妥協に予算を鵜呑にする」
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