ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パピルス柱」の意味・わかりやすい解説 パピルス柱パピルスちゅうpapyrus column 建築用語。古代エジプト建築に用いられた柱の一形式。パピルス草を模したもので,柱頭に開いた形 (開花) とすぼんだ形 (なかば開いた花) の2種,柱身に1本の茎のもの (単身柱) と何本かの茎を束ねた形式のもの (束ね柱) の2種があり,それらの変化した形式を組合せたものもある。特に新王国時代の神殿建築に多く用いられたが,古王国時代のピラミッド内部に起源を発している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報