パラソーダ沸石(読み)パラソーダふっせき

最新 地学事典 「パラソーダ沸石」の解説

パラソーダふっせき
パラソーダ沸石

paranatrolite

化学組成Na2Al2Si3O10・3H2Oの鉱物単斜晶系,空間群Cc,格子定数a0.65952nm, b1.9204, c0.9955, β107.74°,単位格子中4分子含む。四角柱状〜針状結晶,それらの放射状集合体。樹脂〜ガラス光沢。劈開なし。硬度5〜5.5。比重2.21。無,灰,淡黄,淡ピンク色,条痕白色。二軸性負(乾燥させると正),屈折率α1.479, β1.481, γ1.493,2V <10°。沸石族に属し,化学組成上はソーダ沸石より1分子水が多いものに相当。脱水してテトラソーダ沸石になると考えられていた(テトラソーダ沸石はパラソーダ沸石の仮晶として産出)が,テトラソーダ沸石は現在IMAの独立種から抹消されている。原産地はカナダ・ケベック州・モンサンチラールの霞石閃長岩ペグマタイト中だが,玄武岩中にも産する。ソーダ沸石を覆って平行連晶することが多い。外観はソーダ沸石に同じで,見逃されている可能性。名称は,ソーダ沸石と化学組成や外観が似ているため,擬似的という意味のパラをつけた。

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参照項目:ソーダ沸石

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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