パリキール(読み)ぱりきーる(英語表記)Palikir

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パリキール」の意味・わかりやすい解説

パリキール
ぱりきーる
Palikir

太平洋中部、ミクロネシア連邦首都。ポーンペイ(ポナペ)島の北西部で北岸からすこし内陸部に入ったところにある。荒蕪地(こうぶち)を開発して政府の諸機関をここに集約したもので、首都という語から想像されるような市街地はなく、定住者もいない。島第一の市街地コロニアKoloniaから、車で20分のところなので、政府関係機関の職員もほとんどが通勤者である。この地は日本統治時代に農地として開拓したところだったが、その後、半世紀以上も荒地として放置されていた。

[大島襄二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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