パリ宣言(読み)パリせんげん(その他表記)Declaration of Paris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パリ宣言」の意味・わかりやすい解説

パリ宣言
パリせんげん
Declaration of Paris

戦時における海上での商業の自由を最大限に可能にした宣言で,1856年クリミア戦争後,パリ平和会議で採択された。正式名称は「海上法の要義を確定する宣言」。その内容は,(1) 私掠船の禁止,(2) 戦時禁制品以外は中立船内の中立貨および敵貨を捕獲できない,(3) 敵船内の戦時禁制品以外の中立貨は捕獲できない,(4) 敵船および敵船内の敵貨に限って捕獲,没収を認める,(5) 紙上封鎖無効,であった。締結時の当事国はイギリス,フランス,トルコサルジニアロシアオーストリアプロシア。その後アメリカ以外のほとんどの国が加入したので,国際法上,普遍性をもつようになった。

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