パロスデラフロンテラ(その他表記)Palos de la Frontera

デジタル大辞泉 「パロスデラフロンテラ」の意味・読み・例文・類語

パロス‐デ‐ラ‐フロンテラ(Palos de la Frontera)

パロス

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関連語 正秀

改訂新版 世界大百科事典 「パロスデラフロンテラ」の意味・わかりやすい解説

パロス・デ・ラ・フロンテラ
Palos de la Frontera

スペイン南部ウエルバ県,ティント川に面する人口3353(1979)の村。パロスは近くの町モゲル(詩人ヒメネスの生地)とともに,15世紀末に始まる大航海時代の出帆地であった。コロンブスは1485年同村に着き,ラ・ラビダ修道院長フアン・ペレスを知り航海計画を話した。7年後の1492年8月3日,カトリック両王援助を得て,パロス港から出帆し,翌年3月15日に同港に帰還した。この港は現在は砂に埋もれている。
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百科事典マイペディア 「パロスデラフロンテラ」の意味・わかりやすい解説

パロス・デ・ラ・フロンテラ

スペイン南西部ウエルバ県,ティント川河口の町。かつては重要な港であったが,現在は土砂堆積により港としての機能を失った。1492年コロンブスが出航し,1527年にはコルテスが帰国した地。約4390人(1981)。

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