デジタル大辞泉 「パワーブレーキ」の意味・読み・例文・類語 パワー‐ブレーキ(power brake) 自動車などのブレーキで、ドライバーが操作する力を増強する倍力装置を備えたもの。制動力が強化される一方、ペダルを踏む力も軽減される。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「パワーブレーキ」の意味・わかりやすい解説 パワーブレーキぱわーぶれーきpower brake 軽くペダルを踏むだけで十分な効果を得るために、倍力装置(サーボ)を備えた自動車のブレーキ。まれには機械式もあるが、乗用車で一般的なのは、エンジンの吸気によって生じる負圧をリザーバーに蓄えておき、ペダルを踏むとバルブが開いてピストンを作動させるバキュアムサーボである。この形式は商品名が一般化してマスターバックともよばれている。乗用車では重量の大きい車、速度の速い車に用いられているが、ディスクブレーキの普及に伴い、最近では小型車にも採用されている。大型トラックやバスには、圧搾空気を利用するエアサーボも用いられている。[高島鎮雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例