パーソナル・ポリティックス(その他表記)personal politics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

パーソナル・ポリティックス
personal politics

政治を専ら人間関係の変化と見る政治観。政治には,だれが選挙で当選するか,だれが大臣首相になるかという人的な要素が必ず含まれているが,その側面にだけ注目する見方である。たとえば米ソの政治は,ともに権力抗争として同じ質のものとみなされ,政治を動かしている非人格的な社会的勢力イデオロギーなどは無視される。政治体制が安定し,新しい考えや構想で体制変革を考える必要がない場合には,体制運営の技術としてパーソナル・ポリティックスが全面に現れることになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む