ヒジャーズ地方(読み)ヒジャーズちほう(その他表記)al-Hijāz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒジャーズ地方」の意味・わかりやすい解説

ヒジャーズ地方
ヒジャーズちほう
al-Hijāz

ヘジャーズともいう。サウジアラビア西部,紅海沿岸の山地の多い地方で,ヨルダン国境から南のアシール地方まで広がっている。海岸線の長さは約 1000kmだが,内陸部に 160~300kmほども入込んでいる。かつては金鉱が経済を支えていたが,現在は聖地への巡礼の世話と軽工業,商業が経済活動の中心である。歴史は古く,前6世紀バビロンのカルデア朝の夏の首都が,この地方のタイマーであった。 19世紀の初めにはワッハーブ派イスラム教徒の勢力下におかれた。 1845年トルコが直接統治に乗出し,ダマスカス (シリア) とメジナ間にヒジャーズ鉄道を建設した (1900~08) 。第1次世界大戦のとき,メッカのシャリーフ・フサインがトルコに反乱し,ヒジャーズ王を称したが,1924年ワッハーブ派の侵攻で退位した。 26年にナジド地方スルタンイブン・サウードがヒジャーズ王となり,32年サウジアラビア王国建設により統合された。面積約 38万 km2

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む