デジタル大辞泉 「ヒッポドローム」の意味・読み・例文・類語 ヒッポドローム(Hippodrome) トルコ北西部の都市イスタンブールにある古代ローマ時代の競馬場跡。2世紀末に建設。東ローマ皇帝コンスタンティヌス1世の時代に整備・拡張され、長さ400メートル、幅150メートルの競馬場になった。エジプトの神殿から運ばれたというテオドシウスのオベリスク、高さ32メートルのコンスタンティヌス7世のオベリスク、デルフォイのアポロン神殿から運ばれた青銅製の「蛇の柱」をはじめとするモニュメントがある。現在はアトメイダヌ(馬の広場)またはスルターンアフメット広場と呼ばれる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒッポドローム」の意味・わかりやすい解説 ヒッポドロームhippodrome 古代ギリシアの戦車や馬の競技場。アルカイック期の初期にはすでに存在していたと考えられる。オリンピアやデルフォイのような神域では祝祭のときの競技に使われるように設けられ,のちにアテネやスパルタなどにも造られた。代表例はコンスタンチノープルのヒッポドローム。ローマ時代にいたってはキルクスとしてさらに発展した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by