ひともじ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「ひともじ」の解説

ひともじ[葉茎菜類]

九州・沖縄地方、熊本県の地域ブランド。
主に玉名市で生産されている。わけぎの熊本地方での呼び名。郷土料理・ひともじのぐるぐるに用いるため、昔から家庭で栽培されていた。根元鱗茎が肥大しているのが特徴。ひともじを茹でて、青い葉の部分をこの鱗茎にぐるぐると巻き付け、酢味噌を付けて食べる。盛夏期を除くほぼ周年出荷。くまもとふるさと伝統野菜。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「ひともじ」の解説

ひともじ

熊本県で生産されるワケギ。郷土料理の「ひともじのぐるぐる」(ぬたに似た料理)の材料となる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のひともじの言及

【ネギ(葱)】より

…ユリ科の多年草(イラスト)。別名をネブカ,ヒトモジなどともいう。普通1~8本に分げつして族生する。…

【ワケギ(分葱)】より

…ユリ科の多年草。古名を〈フユキ〉ともいい,また地方によっては〈ヒトモジ(一文字)〉ともいう。ネギの変種とされ,関西で多く栽培される。…

※「ひともじ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android