ヒューディブラス(その他表記)Hudibras

デジタル大辞泉 「ヒューディブラス」の意味・読み・例文・類語

ヒューディブラス(Hudibras)

バトラーの詩作品。3部からなる。ピューリタンを風刺した作品。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒューディブラス」の意味・わかりやすい解説

ヒューディブラス
Hudibras

イギリス詩人 S.バトラー風刺詩。3部,1663~78年刊。『ドン・キホーテ』の形式をかりて,当時の非国教会派を嘲笑罵倒したもの。頑迷な長老教会派のヒューディブラスがやせ馬に乗って遍歴の旅にのぼるが,自身偽善利己心を暴露してさんざんな目にあう。

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世界大百科事典(旧版)内のヒューディブラスの言及

【バトラー】より

…イギリスの風刺詩人。後世の《エレホン》の著者で同姓同名の作家バトラーと区別するために,〈《ヒューディブラス》のバトラー〉と呼ぶのがふつう。農民層の出身であったが,のちにピューリタンの保安官サミュエル・リュークに仕えた。…

※「ヒューディブラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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