ヒューマンビートボックス(読み)ひゅーまんびーとぼっくす

デジタル大辞泉 の解説

ヒューマン‐ビートボックス(human beatbox)

ヒップホップ音楽のスクラッチパーカッションなどの音を、声や息の出し方でまねること。→ボイスパーカッション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ヒューマンビートボックス
ひゅーまんびーとぼっくす

マイクだけを使い、レコードのスクラッチ、ドラム、ベース、リズムマシンなどの音を口や鼻からの声、息などによって再現してつくりあげる音楽の技法。human beat boxの頭文字をとってHBB、ビートボックス、ビートボクシングともいう。演者はヒューマンビートボクサー、ビートボクサーとよばれる。もともとはリズム・マシンやターンテーブルなど、DJプレイに必要な高価な機器類をもっていない若者が始めたものだが、マイケル・ジャクソンがライブやミュージック・ビデオのなかで洗練された技を披露し、世界的に人気が広がった。歌手がパフォーマンスとしてみせる程度のものであったが、しだいに高度化し、独立したパフォーマンスとして成立するようになった。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android