スクラッチ(英語表記)scratch

翻訳|scratch

デジタル大辞泉 「スクラッチ」の意味・読み・例文・類語

スクラッチ(scratch)

[名](スル)
引っかくこと。刻みつけること。「スクラッチボード
こすり取ること。削ること。
レコード楽器として扱う、一種の演奏法レコード盤を手で逆回転させてノイズを出したり、曲の途中で突然他の曲をかけたりすること。
ゴルフで、ハンディキャップをつけずに試合をすること。「スクラッチプレーヤー」
印刷の加工方法の一。隠したい印字部分を銀色の特殊インキで覆ったもので、硬貨などでインキを削り取ると印字があらわれる。宝くじや、プリペイドカードの番号表示などに利用される。
初等教育用のプログラミング言語の一。2006年にMITメディアラボが開発。動作や命令・条件分岐などに対応する種々のブロックを組み合わせることで、視覚的にプログラムを作成できる。ウェブアプリケーションとして利用可能。→ビジュアルプログラミング言語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「スクラッチ」の意味・読み・例文・類語

スクラッチ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] scratch 「引っかく」の意 )
  2. ゴルフやボウリングハンデ0のこと。また、ハンデをつけず競技すること。
    1. [初出の実例]「相手はシングルどころか、時にはスクラッチの強者だったりすること稀ではないのである」(出典:ふだん着の英国(1955)〈島田巽〉英国人の七つの癖)
  3. 野球やビリヤードでまぐれ当たりすること。
  4. レコード盤と針の摩擦で生ずる雑音。針音(しんおん)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スクラッチ」の意味・わかりやすい解説

スクラッチ
scratch

スクラッチ・ノイズといえば,アナログ・レコード独特の雑音のことだが,1980年代に用いられ始めたスクラッチは,ターンテーブルとアナログ・レコードを手で逆回転させて出す,特異なきしみ音のことを意味する。レコードを楽器のように扱い,もともとディスク・ジョッキーが始めたが,手軽な手法であるため,盛んに使われていた。デジタル化された CDでは無論不可能である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

音楽用語ダス 「スクラッチ」の解説

スクラッチ[scratch]

(1)ニューヨークのヒップ・ホップ系DJやサウンド・クリエイターによって生み出された、レコード・プレイヤーのターン・テーブルを手で廻し、レコードと針のこすれる「キュッ」という音をリズミカルに曲に合わせるテクニック。(2)ギターの奏法のひとつ。弦をピックでこすって音を出す方法。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

DBM用語辞典 「スクラッチ」の解説

スクラッチ【scratch】

磁気テープやディスクなどの保存媒体を再使用する際、既に書き込まれているデータを消してしまう処理。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android