ひらた船(読み)ひらたぶね

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ひらた船」の意味・わかりやすい解説

ひらた船
ひらたぶね

大型川船典型で,喫水が浅く乾舷もわずかな細長い船型の船。日本では中世まで丸木船を主としていたが,近世初期以後は,板と梁とで構成する簡素な構造船に発達した。名称は同じでも,就航する河川の状況によって船型,構造,大きさを異にするのが通例である。たとえば,利根川のひらた船は川船としては最大級で艤装 (ぎそう) も大がかりだったが,北上川のそれはずっと小型で,船型,構造も相違し,艤装も簡素だったことなどがその好例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む