ビドーニ館協定(読み)ビドーニかんきょうてい(その他表記)Patto di palazzo Vidoni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビドーニ館協定」の意味・わかりやすい解説

ビドーニ館協定
ビドーニかんきょうてい
Patto di palazzo Vidoni

1925年 10月2日,イタリア工業総連盟とファシスト労働組合連盟の間に結ばれた協定。この協定によって工業経営者はファシスト労働組合に排他的な代表権を認めて,社会党系やカトリック系など他の労働組合ともはや交渉しないことを明らかにした。この協定をきっかけにストライキロックアウト禁止が決められ,労働争議新設労働裁判所で処理されることになり,ファシズム体制下の労使関係の基本線ができあがった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む