改訂新版 世界大百科事典 「ビラートナガル」の意味・わかりやすい解説 ビラートナガルBirātnagar ネパール南東端,インド国境近くの同国最大の工業都市。人口16万6674(2001)。標高約100mの沼沢性低地タライの中にある。周辺は同国最大のジュート生産地帯で,そのほか米,サトウキビ,木材の産が多い。1936年ここに建設されたジュート工場が同国工業化の発端となり,以後,ジュート加工のほか精米,製糖,製油,製材などの農林産物加工,また綿業,ナイロン,プラスチック,製鋼などの諸工業が立地した。北方には同国南部を東西に横断する幹線道路が走り,またインドのフォルベース・ガンジと道路で結ばれる。同道路により農林産加工品はインドに輸出される。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by