現代外国人名録2016 「ビルリチャードソン」の解説
ビル リチャードソン
Bill Richardson
- 職業・肩書
- 政治家,外交官 元米国エネルギー長官,元国連大使,元ニューメキシコ州知事
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1947年11月15日
- 出生地
- カリフォルニア州パサディナ
- 本名
- Richardson,William Blaine
- 学歴
- タフト大学卒,フレッチャー法律・外交大学院卒
- 経歴
- 父は米国人、母はメキシコ人。少年時代をメキシコで過ごし、マサチューセッツ州の名門タフト大学で外交を専攻。スペイン語、フランス語にも堪能。米国国務省スタッフを経て、1982年ニューメキシコ州から連邦下院議員(民主党)に初当選し、連続8回当選。この間、湾岸戦争後、クウェートからイラク領に入り、イラク当局に拘束された米国人2人の釈放にも尽力。’94年2月には自宅軟禁中のアウン・サン・スー・チー女史との会談に成功、軍事政権との対話に道を開くなど、世界の紛争地に飛び、独裁・軍事政権とわたりあい、人質を勝ち取る、また国交樹立にこぎつけるといった活躍ぶりから、“米外交に奇跡を呼ぶ男”、“クリントン政権の非公式のトラブル・シューター(紛争調停人)”と呼ばれる。’97年1月第2期クリントン政権の国連大使、’98年7月米国エネルギー長官に就任。2001年1月退任。2002年11月ニューメキシコ州知事に当選、2003年1月就任。2008年の米国大統領選の民主党指名争いで支持を広げる。2009年1月オバマ政権の商務長官に指命されるが辞退。2011年ニューメキシコ州知事を退任。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報