ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンスワンガー病」の意味・わかりやすい解説 ビンスワンガー病ビンスワンガーびょうBinswanger's disease 大脳皮質下白質の変性 (神経線維数が少なくなり,しばしば小さな梗塞〈こうそく〉を伴う) を示す痴呆 (ちほう) のこと。慢性の高血圧患者に見られ,進行性である。大脳皮質下白質には,大脳皮質や基底核,視床といった大切な部位を連絡する神経線維が多数走っている。この部分の損傷は,痴呆の出現に大きく関与していると考えられる。発見者 O.B.ビンスワンガーにちなんで命名された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by