ビーバン(読み)びーばん(その他表記)Edward John Bevan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビーバン」の意味・わかりやすい解説

ビーバン
びーばん
Edward John Bevan
(1856―1921)

イギリスの化学者。バーケンヘッドの生まれ。マンチェスター教育を受けた。クロスとともにリンター綿花短繊維)や木材から得られたセルロース原料ビスコースを得る方法を開発した。さらに、ビスコースを硫酸水溶液中に押し出して繊維とする方法に発展させた(ビスコースレーヨン)。この方法は現在ビスコース法とよばれ、1892年にバーデルClayton Beadle(1868―1917)を加えた3人で製造特許を取得している。

[川野辺渉]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む