20世紀西洋人名事典 「ピエールブール」の解説
ピエール ブール
Pierre Boulle
1912 - 1994.1.30
フランスの小説家。
アビニョン生まれ。
パリ大学で学び、1936年ゴム栽培技術者としてマレー半島におもむき農園経営にあたる。第二次大戦に参戦し仏印で従軍、その後もビルマなど東南アジア各地に転戦。’52年その体験から「戦場にかける橋」を発表し、サントブーブ賞を受賞。その後エキゾチスムと白人中心の英雄主義に立つ多くの冒険小説で成功を収めたほか、「猿の惑星」に代表されるSF的着想と哲学的風刺をまぜあわせた作品を発表。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報