20世紀西洋人名事典 「ピエールロチ」の解説
ピエール ロチ
Pierre Loti
1850.1.14 - 1923.6.10
フランスの小説家。
ロシュフォール生まれ。
本名Louis-Marie-Julien Viaud。
ブレストの海軍兵学校を出、海軍士官として世界各地を歴航するかたわら、官能的で異国情緒豊かな小説や紀行を書いた。1885年と1900年の二回日本にも滞在し、明治の日本を辛辣に観察、「お菊さん」(1887年)、「日本の秋」(1889年)、「お梅が三度目の春」(’05年)などを発表。1891年にはアカデミー・フランセーズの会員となる。’10年海軍大佐で現役を退いた。ほかの作品に、「ロチの結婚」(1880年)、「アフリカ騎兵」(1881)、「アイスランドの漁夫」(1886年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報