ピックウィック症候群(読み)ぴっくうぃっくしょうこうぐん

家庭医学館 「ピックウィック症候群」の解説

ぴっくうぃっくしょうこうぐん【ピックウィック症候群】

 ピックウィック症候群は、高度の肥満、昼間の居眠り、夜間呼吸中断が基本的な症状です。睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)(「睡眠時無呼吸症候群」)の代表ともいえ、強いいびきをかきます。
 原因の大部分は、太ることによって上気道(じょうきどう)が狭くなり、肺に出入りする空気の量が少なくなることです。長期間続くと、筋肉のけいれん、全身の皮膚のチアノーゼ、多血症(たけつしょう)(「多血症(赤血球増多症)」)、右心肥大(うしんひだい)や心不全(しんふぜん)がみられるようになります。
 この病名は、患者さんのすぐに居眠りをする状態が、ディケンズの小説「ピックウィッククラブ」に出てくる、太っていて、いつもうとうとし、赤みをおびた顔をしているジョーという少年によく似ていることに由来します。

出典 小学館家庭医学館について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む