現代外国人名録2016 「ピーターアーネット」の解説
ピーター アーネット
Peter Gregg Arnett
- 職業・肩書
- ジャーナリスト,テレビリポーター 元CNN記者,元NBC記者
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1934年11月13日
- 出生地
- ニュージーランド・リバートン
- 学歴
- ワイタキ・カレッジ
- 受賞
- ピュリッツァー賞〔1966年〕
- 経歴
- ニュージーランドの先住民マオリ族とイギリス人の血をひく。大学卒業後、東南アジア各地を旅行しながら、新聞社などに記事を送る。1960年AP通信に入社。記者として世界中を駆け巡り、特にベトナム戦争では10年間に亘って現地から記事を送り続け、一連の報道により’66年ピュリッツァー賞を受賞。のちに米国籍となる。’81年CNNに移籍。ワシントンD.C.、モスクワ支局長などを経て、’90年からエルサレムに勤務、同年末からバグダッドに入る。’91年湾岸戦争開戦の瞬間をCNN取材陣の一人として世界中に伝え、国際的に名を知られるようになる。“自分が見たことだけを報道する”という姿勢によって“記事は正確無比”という定評があったが、’98年米軍がベトナム戦争中の’70年代にサリンガスを使用したとの誤報を報じたことから戒告処分を受ける。’99年辞職。インターネット放送foreignTV.を経て、NBCに移籍。2003年イラク戦争の際にイラク国営テレビで米英軍を批判し解雇される。回想録「戦争特派員―CNN名物記者の自伝」(1994年)がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報