ファコリス(その他表記)phacolith

改訂新版 世界大百科事典 「ファコリス」の意味・わかりやすい解説

ファコリス
phacolith

褶曲した地層の向斜部や背斜部にまわりの構造にそって貫入したレンズ状の調和的貫入岩体地殻なかに構造的な力が作用しているときに貫入した岩体である。岩石が褶曲するときに,その頂部に圧力の減少したところができ,そこへマグマが貫入してきて,調和的な岩体ができると考えられる。ファコリスは造山帯の貫入岩体であり,ファコリスをつくる岩石には,斑レイ岩や花コウ岩などが多い。ハーカーA.Harkerが命名(1909)。古くはファコライトphacoliteともいった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 諏訪

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む