ファルケンルスト宮殿(読み)ファルケンルストきゅうでん(その他表記)The Castle of Falkenlust

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファルケンルスト宮殿」の意味・わかりやすい解説

ファルケンルスト宮殿
ファルケンルストきゅうでん
The Castle of Falkenlust

ドイツ西部,ノルトラインウェストファーレン州ブリュールにあるアウグスツスブルク宮殿付属の別邸。 18世紀のケルン大司教兼選帝侯クレメンス・アウグストが贅を尽して建設したアウグスツスブルク宮殿と同時期に付属の狩猟用別邸として建設。宮殿の庭園を抜け約 2kmにあり,設計は宮殿と同じく J.F.ド・キュビイエの手になる。1階と2階の部屋の配置が同じ2階建ての簡素な外観ながら,内部東洋趣味に満ちた「漆の部屋」をはじめロココ様式の豪華なつくりとなっている。アウグスツスブルク宮殿とともに 1984年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android