最新 地学事典 「フィロセラス」の解説
フィロセラス
学◆Phylloceras
ジュラ~白亜紀のアンモナイト類で,フィロセラス亜目フィロセラス科の模式属。螺環は密巻きで,断面は幅狭く,臍(へそ)は緩やかに落ち込み,細く密な条線を表面に有する。フィロセラス型と呼ばれる独特の葉状の縫合線で,背部中央に深い谷がある。世界的分布を示す。フィロセラス亜目は三畳紀前期にセラタイト亜目から由来し,ジュラ~白亜紀を生き抜き,その間にアンモナイト亜目の諸科を派生したとされ,スペインのビスケー湾地方では白亜紀末まで生きのびたことが知られている。
執筆者:平野 弘道
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

