フェニルイソチオシアナート法(読み)フェニルイソチオシアナートホウ

化学辞典 第2版 の解説

フェニルイソチオシアナート法
フェニルイソチオシアナートホウ
phenylisothiocyanate method

エドマン法ともいう.タンパク質およびペプチドのN末端分析法の一種.1949年,P. Edmanにより開発された.反応は二段階からなり,第一段階は,微アルカリ性溶液中でN末端アミノ基のフェニルイソチオシアナートによるフェニルチオカルバモイル化,第二段階は,酸性溶液中でそのN末端アミノ酸が閉環してフェニルチオヒダントイン誘導体になるとともに,残余のタンパク質から遊離する.N末端アミノ酸はフェニルチオヒダントイン誘導体としてペーパークロマトグラフィーや高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)などによって同定される.残余のタンパク質を同じ操作により処理すると,N末端より2番目のアミノ酸が決定される.末端より逐次アミノ酸配列順序を決定する段階的分解法として重要である.[別用語参照]エドマン分解

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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